ガイドの資格区分は自然・登山・山岳・国際の大きく4分野に分けられている。
そしてすべての資格に「更新」制度がある。
今月、「自然・登山資格の更新研修」が北海道で開催された。1泊2日の泊まり込みで朝から晩まで座学にロープワークにフィールド実技だ。
WITHコロナのガイディング、安全管理技術の確認、危急時対応等々。盛り沢山で密度の高い内容だ。
新しいテクニックの習得や忘れかけていた技術の再確認。変化する市場の動静や制度への理解など・・・手間も暇も金もかかる研修だが有意義な2日間かと思う。
山岳ガイド資格以上の会員は4日間だ。これも大変厳しい。
有資格ガイドは試験受けて合格するだけでなく、その後も継続的に修養の義務がある。
ある意味、試験を通ったら終身免許の士業より厳しいかもしれない。
(とある更新研修ではドシャ降りの中、ツエルト泊まりでの過酷な現場もあった・・)
ガイド。みんな頑張っています。
自然・登山・山岳ガイド業の仕事がTVの世界に広がりつつある。
昨日もNHKの「WILD HOKKAIDO」で知床羅臼岳でのガイドだ。
本会所属の森下ガイドが北海道在住カナダ人ナビゲーターをガイドしテンバ設営やヒグマ対策などのロジを含め登頂までのプログラムに出演していた。
新しいサービス産業である「ガイド業」の更なる社会的認知向上に大変ありがたいことである。これからも新たな取り組みとして放送業界のニーズに適切に応えられる様、精進を重ねたいものである。
同番組は全編英語での構成だ。時代も世情もアドベンチャートラベル・ツーリズム(AT)の掛け声とともに欧米INBOUNDに注目する動きが活発化している。
「ガイド業」。令和においては有資格であると共に英語が最低限求められる時代となりつつあるようだ。
(PART2が11月27日NHK総合で放映される。こちらもぜひ視聴いただきたい。)
本会の樋口顧問(国立極地研究所)が次年度の南極越冬隊長だ。
札幌のNPOマッシュでガイド業や雪崩対策に尽力され、その後南極越冬隊FA(野外活動支援業務)に選任され活躍されてきた。帰国後は極地研に奉職することとなり複数回FAを務め、当会所属ガイドにも南極FAへの新たな道筋を開いてくれた功労者だ。
おかげで当会所属ガイドの立本明広ガイド、奈良亘ガイドが越冬隊FAとなり、夏隊FAには佐々木大輔ガイド、阿部夕香ガイドが選任され当地に派遣されている。
樋口顧問自身は第57次で越冬隊長となり、今回は2度目だ。
極地研トピックス↓
https://www.nipr.ac.jp/antarctic/info/20211027-2.html
責任重大な職務と拝察するが経験豊富な顧問である。課せられた任務を完遂されること間違いない。(あとは土産だな。南極免税店とか売店があると面白いのに・・・銘菓昭和基地饅頭とか白瀬アイスとか・・ふるさと納税の返礼品南極版みたいなのがあったら楽しいだろうなあ~。)
北海道山岳ガイド協会の所属ガイド業務の延長線には南極越冬隊がある。そして越冬隊長という重責を担う世界がある。登山・山岳ガイドを目指してみないか。
http://hmga.org/shikaku.html#p01
知らなかった~! ずいぶん前からドラマになっていたようだ。
今期で既にシーズン3を迎える人気番組の様で、主演は工藤夕貴。架空の村「北安曇」でガイド業で活躍する設定だ。資格はなんと「登山ガイドステージⅡ」となっており(公社)日本山岳ガイド協会の資格区分に準じている。考証に抜かりはない。近く「登山ガイドステージⅢ」に昇格する脚本が用意されているとのことだ。
なんかとてもうれしい。
「業」として注目されたこと。女性ガイドの活躍。そして主演が実力派の工藤夕貴。時代が追い付いてきたな!
本会にも女性ガイドが多数在籍し活躍中だ。所属ガイド一覧からアクセスされたい。
・菊池泰子ガイド 山岳ガイドステージⅡ
・辻野治子ガイド 登山ガイドステージⅡ
・阿部夕香ガイド 登山ガイドステージⅡ
・青木倫子ガイド 登山ガイドステージⅡ
・阿久澤小夜理ガイド登山ガイドステージⅡ
・眞屋依理子ガイド 自然ガイドステージⅡ
・横須賀邦子ガイド 登山ガイドステージⅡ
・長原理恵子ガイド 登山ガイドステージⅡ
・伊藤典子ガイド 登山ガイドステージⅡ
・武田早苗ガイド 登山ガイドステージⅡ
・富岡さやかガイド 登山ガイドステージⅡ
・横田陽子ガイド 登山ガイドステージⅡ
・宮野由紀子ガイド 登山ガイドステージⅡ
イケてるガイドばかりが揃っている! いずれユニットを組んで芸能界デビューも考えねばならないと思っている。ファンクラブも必要だなあ~。
10月。新冠山岳会のポロシリ山荘小屋閉め作業があった。
毎年、同会からお声がけをいただき小屋開け・小屋閉め作業にはお手伝いでお邪魔させていただいている。
当会からは今年、石川会長を筆頭に佐藤事務局次長、小倉ガイド、佐藤(育)ガイドが派遣された。
小屋清掃、修繕、周辺整備そして冬期避難小屋としての機能維持のために暖房用薪づくりだ。
早朝5時から山入りし日没までの限られた時間での作業だ。
・・雪も来た・・・。
来年の6月の小屋開けまで雪の中となる。
「新冠ポロシリ山荘」
地元新冠山岳会のご尽力により避難小屋としての十分な機能とトイレ整備により快適な環境が実現している。心して利用させていただきたい。
新冠山岳会のますますのご発展を祈念する。
世帯視聴率15%。同時間帯のトップだ。
今回はお笑い芸人「みやぞん」の小樽赤岩の大黒岩クライミングだ。
何やら番組の企画で冒険モノのカレンダー用撮影とのことで夕日の「大黒岩登頂」が求められ、挑戦と相成ったプログラムだ。
北海道山岳ガイド協会へ打診があったのが夏。
本会からは国際山岳ガイドでありクライマーの今井晋(イマイ シン)が投入された。
1時間20分のクライミングだった。みやぞんの身体能力の高さも特筆すべきだがガイドの力量あってこその完登だ。制作側からの要望は「夕日」。タイムマネージメントを含めたクライミングだったと思う。
クライアントの希望に沿うガイディングが完遂できたのもさすが今井ガイドと思う。
登攀中の今井ガイドとみやぞんのやり取りも面白かった。新コンビ結成か?
ANZEN登攀漫才でイケるかも。
北海道山岳ガイド協会。人材豊富で実力者ぞろいだ!
次はナショジオだな。待ってるぞ「ナショナルジオグラフィック」。
登山には悩ましい問題がある。トイレだ。
切実な問題でありながらも今は携帯トイレで何とかしのいでいる。ただその携帯トイレもガイド登山では周知も徹底も図られているが、その他の登山者への普及、衆知にはまだ疑問が残る。美瑛富士のトイレブース周辺が特に大きな問題となっている。
本会も「山のトイレを考える会」と協働歩調を取り啓蒙・啓発に努め年一回の美瑛岳トイレブースのパトロールと清掃活動にも取り組んでいる。
本会からは金村理事と大雪山連絡調整室の鳥羽室長が担当役員に指名され毎年大変な業務にあたっていただいている。
早く恒久的な常設トイレが望まれるところだ。
それまではパトロールと周辺清掃業務に人的派遣で協力を継続していきたい。
登山者・利用者におかれましては引き続き携帯トイレをよろしくお願いいたします。
金村理事。鳥羽室長。本当にご苦労様でした。
先に当会所属古市ガイドのニセコ連峰縦走にて同番組出演の紹介をさせていただいたところだ。
最近NHKに限らず民放や新聞、雑誌に登場することが多くなった当会所属のガイド各位だが、NHK―BSの公式HPをのぞいてみたら、これが出てるは!アーカイブに。
・・・しらなかった~・・・
ここ最近で、
・大橋政樹副理事長「トムラウシ山 ~花と岩の殿堂~ 」
・渡辺敏哉理事「北海道 利尻山 ~海にそびえる野鳥と花の楽園~ 」
・宮下岳夫理事長「大雪山 ~神々の遊ぶ庭~ 」
NHK-BS にっぽん百名山。
毎週月曜日19:30~だ。再放送も予め組まれている。翌週月曜日の昼00:30からだ。
プロガイドの職域も幅が出たなあ~
北海道山岳ガイド協会所属ガイド活躍してます!
9月23日の道新朝刊で秋の登山について注意喚起。
本会の佐藤佑(サトウ ユウ)事務局次長が四段抜きの解説で登場だ。
北海道は紅葉を迎え登山には良い季節だ。しかしながらこの時期ならでは注意点もある。
気温、気候、日照時間、天気予報の落とし穴・・・。
そんなことについて山岳ガイドの視点から「秋の登山の傾向と対策」で有用な情報提供を行っている。
北海道新聞はWEB版もある。本紙面を見逃された方もあろうかと思う。アクセスしてみてはどうだろう。
(どうしん電子版「くらし」から。)
↓
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/592008?rct=n_life
日頃あまりTVを視ないがこの日に限ってなんとなくTVを点けていた。それがたまたまNHK-BSだった。
聞き覚えのある声が流れてきた・・・で、画面に目を転ずると当会古市理事が出演しているではないか。ニセコ連峰目国内岳(メクンナイ)の縦走ガイドでの出演だった。
お天気も最高で、ガイディングも草木、地形の成り立ち、山の命名の歴史など多岐にわたり詳細で実に興味深いものだった。
9月27日に再放送も予定されている。是非ご覧いただきたい!
古市竜太ガイド。ニセコをベースに屋号「マウンテンガイド コヨーテ」で多くの山行、他多くのイベントを開催している。経験豊富なガイドである。
マウンテンガイド コヨーテURLは↓
https://www.mg-coyote.com/