北海道山岳ガイド協会

プロガイドの逸品



私の逸品その22/「北海道名産 旭豆」(共成製菓)

(登山ガイド 鳥羽晃一ガイド/ガイドオフィス 風)

昔なつかしの大豆のおかしですが、山でのおやつに!酒のさかなに!おすすめです。
 甘さのなかにしっかりとした大豆の味が主張されています。
 道外からのお客様は纏め買いされる方もいますよ〜

共成製菓 旭川市 (市内スーパー各所 生協にも取扱いあります。)
旭豆 \210になります。
http://www14.plala.or.jp/kyosei/framepage5.html

逸品選考委員会評
この旭豆のパッケージ 一発で好きになりました!
この会社絶対良い会社だと思う!
う〜ん、素晴らしい。市場経済も資本主義も原発も無縁な感じ。日本国民みんながこの良さを理解出来たら、増税も政局も赤字国債も全部解決しそう。鳥羽ガイドありがとうございました。何か目が覚めたような気がします! 共成製菓万歳!!


出品者チョット紹介
会の会員開発に尽力いただいている。当会の入会規定に推薦人制度がある。彼を頼んで多くの会員が相談に上がっているようだ。優秀な人材が彼を通じて入会となっている。この場を借りて御礼申し上げたい。(推薦人制度は保証人のようなもんなので責任がメッチャ重たい。)


私の逸品その21/コンフォマーブル「ウォークプラス」(シダスジャパン)

(登山ガイド 辻野健治/ノースランド)

爽快に登山を続けるのに、サポートタイツや、アミノ酸など色々とお使いだと思います。
わたしは、体の基礎部分で、それも大地との接触点、靴中敷き(インソール)の紹介です。
脚長差 足底アーチ は、個人差があり、レティメードの物が合わない方が多いと思います。
私なんかは、足にアクシデントを起こしたため、脚長に違いがあり、足底アーチなんかは、左右違い、なまら急カーブです。そのためレティメードのインソールは、合いませんでした。
そこで、札幌宮の森で円山の近くにある「ボアネージュ」で、コンフォマーブルのインソールを作りました。
この店のオーナーの山脇さんは、ランナーで トレイルランの実践者でもあります。
この店で、私は、トレッキングタイプの「ウォークプラス」の底面を1.5倍厚くしたものをオーダーメイドしました。
底版を厚くしたのは、重荷の時の足底の疲労軽減を狙った物で、ノーマル厚でも大丈夫です。
体の基礎部の足裏を調整することで、膝、腰、肩の痛みを軽減出来ると思います。
耐久性も良く、5年間履いていて、5600mまで上がりましたが、まだまだしっかりしています。

逸品選考委員会評
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出品者チョット紹介
黒松内をベースにするが、利尻、知床を含め本道全域をカバーし通年積極的にガイド業を行っている。海外登山に関する報告会などについても研究会を興し、組織的に広く発信し安全登山実現の分野でも定期的に活動している。
事業所ノースランドは本会において唯一の夫婦ガイドカンパニーであり、ご夫婦揃って有資格(登山・山地ガイド資格)である事は全国的にも珍しい。


私の逸品その20/ 刃物3点

(登山ガイド 今泉永二/山のガイドベル・プレ)

20年以上使い続けている私の3アイテムです。
「オピネルのナイフ」「ウエンガーの多機能ナイフ」「メーカー不明の折りたたみハサミ」

オピネルは研ぎすぎて大分短くなってしまいました。フランス版の「肥後の守」と言っていいでしょうか、、、昭和30年代の日本の子供たちは皆ポケットに「肥後の守」を入れて野山で遊んだものです。オピネルもフランスではそんな身近な道具の一つです。
そういえば昔の映画「山」原題The Mountain (1956米)で主人公のスペンサー・トレーシーがこのナイフを使ってパンだったかチーズだったかを切っていたのを覚えています。山での食事の時も大活躍、昔このナイフで缶詰を開けたこともあります。刃が少しこぼれてしまいましたが・・・

ウエンガーは必要最低限の機能のものを選びました。これだけあれば大概のことは大丈夫です。ある山でお客様のストックのネジが振るんでしまって長さが調節できなくなり(ブラックダイヤモンドのカムレバー付き)、ドライバーが付いていたのでネジを締めて一件落着!!

ハサミは確か、20代の頃に買ったものです。折りたたみ式というのが良いです。ナイフでも切れるけどハサミのほうが…という時に重宝します。(いつもメディカルキットに入れています。)

 山中泊が予定される時、この3点はいつも携帯しています。食事の用意では主にオピネル。木製のグリップが手になじんで店で仕事をしているのと変わらない感覚で使えます。私にとってはオピネルは実に「山」っぽい道具なのです。多分、映画の印象が深く残っているからかも知れません。ただ、オピネルは炭素鋼なので水分が付いたままだと錆びてしまいます。使用後のメンテナンスは欠かせません。
 行動中はウエンガーの使用頻度が高いです。ドライバーもそうですが、ステンレス製なので錆びず、刃も丈夫なので大胆に使えます。
ハサミは包帯やテーピングテープを切ったりする際に活躍しています。入手したのはだいぶ昔のことで、近所のスーパーの催事コーナーで買ったと思います。金額は200円くらいだったかな。いまなら100円ショップですね。


逸品選考委員会評
「オピネル」誰もが一度は手にするナイフではないでしょうか。手頃なプライス、扱い易さ、要メンテナンス。このナイフで研ぎを会得した方も少なくはないでしょう。「ウエンガー」は肥後の守世代の子供時分は憧れでしたよね。ビクトリノックスとともに高嶺の花で手が出なかった頃を思い出させてくれました。折りたたみハサミは当時「アイデアル商品」の看板でスーパー催事場に登場してましたよね。イッヤ〜なづがしー。
(出品者は料理人である。フレンチレストラン「ベル・プレ」のオーナーシェフである。刃物にはうるさい! 登山ガイド用ナイフもフランス製オピネルの選択は当然にこだわりと思われる。プロガイドにしてプロの料理人!その今泉ガイドの選択である。オピネル社、ウエンガー社の株価が上がることは間違いない!)


出品者チョット紹介
 いろんな横顔を持つガイドが集うガイド業界であるが、フレンチレストランの現役オーナーシェフは日本全国を通じても彼が唯一無二と思う!二足の草鞋では決してない。料理を通じて人を感動させる姿勢はガイド業においても貫かれている、彼のガイドを味わってからレストランに足を運ぶのもいい、彼のフレンチを味わってから山に行くのもいい。
  今泉永二。山にあってはプロガイドである。そして街場にあってはプロの料理人である。是非両方を味わっていただきたい! (今から彼の次回投稿が待ち遠しい、うまいモン!そして行動食!ご期待下さい。)


私の逸品その19/ 北海道のヒグマ対策

(山岳ガイド:塩谷秀和 ガイド/大雪山ネイチャーガイド)

北海道の山岳ガイドにとって、クマスプレーは必須だろう。
ヒグマのいない利尻山と、ヒグマの冬眠している冬山では必要ないが、出くわす可能性の高い春と秋はクマスプレーだけでは心細いような気がする。強い向かい風でスプレーを失敗してしまったらアウトだ。

そんな時、ナタを持っていれば心強い。一人で森に入るなら、自分さえ覚悟していれば丸腰でもいいだろう。
しかし、人をガイドするなら、その人を守らなければならない。丸腰でのガイドは、イザという時に「シマッタ」という事になりかねない。最低でもクマスプレーくらいは携帯すべきで、できればナタも身につけたいものだ。もし、ヒグマと接近遭遇してしまった場合、ナタを身に着けていればヒグマと渡り合う事ができる。

ネイチャーガイドは晩秋から初冬にかけて、低山の森を歩く時には槍を持っていくべきだ。トドマツやアカエゾマツの枯れて間もない若木がいい。年数を経ているものは、キノコの菌糸が回って脆くなっているのですぐに折れてしまうからだ。ナタで樹皮を取り、細い方の先を尖らせて太い方は平らにしておく。その方が杖としても使いやすい。長さは2メートル程。

数十万年前、人類の祖先は槍を持ったことで肉食獣とも互角に渡り合えるようになったと考えられる。人間は槍を持って初めてヒグマと対等になれるのかもしれない。一度槍を持ってみるといい。太古から続く祖先の記憶が蘇ってくるような気持ちになることだろう。そう、私達はかつて永い間、狩猟採集民として生きてきたのだ。
この数十万年、私達の命は槍によって守られてきたといってもいい。

大雪山麓の森も4月に入ると、いつヒグマが穴を出てもおかしくない陽気となる。
雪の上にヒグマの足跡を見つけた時、槍をもっていると心強いことを実感するはずだ。
人を守るため、そしてヒグマと対等に向き合うために、森に入る時は槍を持って行くべきではないのか!・・・!?

原稿:塩谷秀和
写真撮影:塩谷勇介

カウンターアソルト (熊撃退用トウガラシスプレー)
鉈 (銘 虎若)
槍 (塩谷ガイド特製 東川産)地産地消である。


逸品選考委員会評
北海道のガイドフィールドは完全に羆の生息圏内にある。特にネイチャーガイドのフィールドは登山道と離れていることが多いので、より羆との接近遭遇の機会が多い。春の北海道では山菜取りの方々でさえも鈴・笛・ラジオで防衛策を講じている。山菜プロと言われる方々は4駆車に拡声器を搭載し採取場に向け大音量で「津軽海峡冬景色」を流し作業をしている。(これはこれでちょっと別な意味で迷惑ではあるが・・)
音を発し羆側に忌避を促す(消極的防衛策)手法は一定の効果があると言われている。
今回の逸品は「積極的防衛策」と言っていいだろう。もちろんこちら側から打って出るという意味では決してない。沢筋や風により音が功を奏しない場合がある、時に不幸な出会い頭の接近があり得る。そんなときに備えて適法の範疇で効果が望める具体的準備が求められる。羆相手に丸腰はあり得ない。
秋田マタギ、秋山郷猟師、新潟三面山人(ヤマンド)、奥会津山人(ヤモウド)と呼ばれる猟師集団が古くから伝える槍は歴史的に効果と実績が証明されている。


出品者チョット紹介

ネイチャーガイドと称するよりも北海道山人(ヤマンド)としてご紹介申し上げたい。狩りはしないけれど森に精通したこの世界の匠である。北海道の動植物、木々に造詣が深く特に大雪山系の巨木については森林管理局や環境省よりも詳しい。小動物については「その住所録を持っている。」といわれるほどに生息生態に詳しく、もし彼が狩を生業としたなら大雪の動物は絶滅するであろうとの伝説が東川の地でまことしやかに語られている。


私の逸品その18/ パワーガイドグローブ(フェニックス)、オーバーグローブ(パイネ)、Gライト(ガルモント)

(登山ガイド:阿部夕香 ガイド/札幌山岳ガイドセンター)

大雪の山々の頭が白くなり、そろそろ雪山シーズン。
黒岳の小屋の付近はすでに2mの積雪です。(10月8日現在)
雪を見ると気分も盛り上がってきますね
早く滑りたい〜

冬山必須の私のお気に入りグローブを紹介します。

まず一つ目はフェニックスの『パワーガイドグローブ』
残念ながら廃盤になってしまったのですが
皮が柔らかく、グリップも良く、暖かく、作業性もよく
手放せない必需品です。
(今ではもう一双買っておけばよかったと後悔しています)

クタクタになってきているので新しいグローブも探しているのですが、他にはなかなかピンと来るものがありません。
(女性はサイズにも苦労するんです)
今年もまた活躍してくれそうです。

もう一つはパイネのオーバーグローブ
これも廃盤です(泣)
つくりはとてもシンプルですがこれが良いんです。
(ゴアテックスですよ)
スッと脱ぎはきができて三つ指の一番大きな空間にちゃんとカイロも入れられる
お客さんが指先感覚なくなった時でもちょっとカイロ入りを貸してあげると復活。
肘のちょっと手前までしっかりと長さがあるのも気に入っています(あったか〜い)


最近出てくる新製品は内側にメッシュがついていたりいろいろと工夫が施されて いるのですが それがかえって私には邪魔でこのオバーグローブの復活を待っています。

もう一つオマケですが山スキーブーツです
ガルモントのGライト。買ってから最初の2年間はインナーの硬さに苦労していました。

自分の足型に熱形成するタイプなのですが、どうしても靴づれになり、すねが痛く 一日だと我慢できるのですが2日目3日目となると耐え難い・・・・。
いろいろと工夫をしたのですが
今は最終的にラングのスキー用のインナーを入れて使っています
正規のインナーに比べるとかなり厚いので蒸れなど心配しましたが大丈夫です!
超〜快適で今までの苦労がうそのようです。何日歩いても大丈夫^0^/
お客さんの中にもスキーブーツで苦労している方がけっこういるのでちょっと試 してみるのも
オススメですよ。
シェルとインナーのコラボレーション


逸品選考委員会評
パワーガイドいいですよね。委員も愛用者の一人です。ドローコード引っ張るだけでフィットするし、タブをちょっと引くだけで解放されるのはとっても便利。素材もディアプレックスで低温下でも柔軟性が失われず細かい作業にも無理がない。廃番は惜しい!(フェニックスのパワーガイドシリーズ、実は本会の古参会員がプロデュースしてたの知ってた。)  パイネのオーバーグローブ。カイロ対応とは知らなかった。なんか暖かそう。(誰だ!「夕香ちゃんのはきたい」なんか言ってるのは!) これも廃番は惜しい!  スキーブーツ。ガルモントGライトにラングのインナー。他社もの流用はプロらしい工夫ですね。合うもんなんだ〜、妙に納得。やっぱり柔軟な発想と素直な実行は大事だね〜。(選考委員会も見習います。)

出品者チョット紹介

阿部夕香ガイド、平成20年度、本会2代目アイドルの一人に指名された札幌山岳ガイドセンターの秘蔵っ子である。 元気いっぱいのイケイケキャラからレディース系の雰囲気を醸し出しているが笑顔がとっても魅力的な女性ガイドである。どんなに落ち込んでいても彼女の近くにいると元気がうつる。当会主催のすべての事業で欠かせない大事な存在である。


私の逸品その17/ 巻き簀

(登山ガイド:滝澤大徳 ガイド/知床山考舎)

雪の上で食事をされる際、みなさんはどうしていますか?熱いコーヒーを入れたカップは沈んでいってあっという間にアイスコーヒーに・・・なんてこともありますね。これを防ぐためにベニヤ板やマットを雪の上にひいている方も多いと思いますが、滝澤は「巻き簀(まきす)」を使っています。

もともとは棒状の調査機具を折らないで持ち歩くための梱包材がわりに使ってみたのですが、クルクルと巻くだけで強度も出て折れなくなり大変有効でした。で、調査が終わった食事時に鍋敷きが必要になって何気なく使ってみたのが最初です。

巻き簀のフレキシブルさが地面のでこぼこを適度に弱めてくれるので鍋ががたつくことも少なく使えます。また、食材や食器を置いてランチョンマットのように使うと直接地面に置くよりスマート(なような気がします)。他にも食材の水切り、コッフェルを組み合わせて蒸籠、アルミホイルを挟んで地面に立ててストーブの風避け、と使っています。

雪の上で使う場合、ベニヤ板だと融けた雪がこびり着くことがありますが、巻き簀は巻くことではげれ落ちます。なお、構造上熱が逃げやすいので熱い鍋を長時間置いた場合、下の雪が融けて空洞化するので注意が必要です。

たいていの100円ショップに各種サイズがありますので、お好みのものが見つかることと思います。お使いの箸が巻ける長さのものを選べば、箸も収納できて便利です。



商品名: 巻き簀(まきす)
実売価格:¥105
取扱店舗:ダイソー、他100円SHOP。




逸品選考委員会評
これはイケる逸品です。「ロールテーブル」と言っていいでしょう。しかも100円。サイズも各種あり。
アウトドア用ミニロールテーブルで実用新案通るんじゃなかろうか!?(絶対売れると思う。)
ベニヤ板よりは絶対うれしいファニチャー。竹製でエコ。食事がおいしくなること間違いなし。これは今年間違いなく流行るぞ〜。(来年あたりモンベルやキャラバンあたりでリリースか?)


出品者チョット紹介

屋号:知床山考舎である。本会唯一の知床特化の登山ガイドである。斜里町をベースに一年を通じて世界遺産を含めた知床の山々、自然をガイドしその活動を通じて常に山考する。環境保全や地域振興のあり方そのための行政手続きにも明るく、山だけでなく街場の取り組みにも活躍する知の山ヤである。


私の逸品その16/ ティックリムーバー・ポイズンリムーバー

(山岳ガイド:栃内譲ガイド/秀岳荘)

地域や季節によるのでしょうが、北海道の山にはマダニがいます。マダニは皮膚に食いついて時間がたつほど取れづらくなります。
早いうちならばダニとりピンセット「ティック リムーバー」で皮膚からうまく取れることがあります。僕は何回かダニに食われて、この道具で2〜3回ダニとりに成功しました。
食いついたダニがうまく取れたときは本当にうれしいものです。もし頭とかが皮膚に残った場合や、うまくとれない場合は必ず皮膚科に行ったほうがいいです。
マダニは恐ろしい病気、ライム病という病原菌 を持っていることがあるのです。この道具はおよそ¥1,000ぐらいで、僕は夏山に行く時にはいつも
持ち歩いています。
白い注射器様の用具は「ポイズンリムーバー」という道具で、虫に刺されたとき毒を吸い出す道具
です。非常に軽い道具なのでこれもいつも持ち歩いています。
価格は¥1,000ぐらいです。

商品名:ティックリムーバー
販売価格:¥981 (H20 6月事務局調べ)
取扱店舗:もちろん秀岳荘

商品名:ポイズンリムーバー
販売価格:¥981 (H20 6月事務局調べ)
取扱店舗:こちらももちろん秀岳荘




撮影:事務局

逸品選考委員会評
「ダニ取りピンセット」は知らなかった。これからのシーズンにありがたい一品ですよね。夏は降ってくるからなあ〜。
中途半端な取り方すると後で本当に危険です。指で摘まもうならダニ腹中の病原菌を注射するようなことになるし、頭残すと化膿するし、厄介ですよね。下山後のお風呂で活躍しそうな逸品です。
 「ポイズンリムーバー」いろんな意見がありますが、山でできる応急手当は限られます。「できることは何でもする!最善を尽くす!」は最も重要です。
黄色いボックスの上位商品もあり。

出品者チョット紹介(今回はお勤め先紹介)
『秀岳荘』である。断言しよう「北海道で知らぬ者はない!」(ご同意いただけるものと思う。)ファミリーキャンプからエベレスト登頂までの全ての装備がここでそろう。
初心者もアスリートも猟師も登山家も、何でも来いである!
栃内ガイドを筆頭に優秀なスタッフを数多く擁する北海道の老舗である。


私の逸品その15/折込鋸ハンター(バクマ工業製)

(山岳ガイド:今井 晋/マウンテンガイドイマイ)
のこぎり 車の装備

5年位前、今は閉鎖になってしまった、日高の奥深い林道の終点からの登山。
どうしても山頂に立ちたいというお客様と登頂。翌日の下山日は予定どうりの悪天候で山荘に1日停滞して、その翌日車へ。
林道には、強風で倒れたり、折れたりした木や落石が散乱。
小さな木や枝は問題ないけど、10cm位の太さのたいしたことなさそうな木でも、場合によっては通行不可能な状態になっていた。それを車に装備しているコンパクトのこで地道に切りつつ、車を前進、また降りて岩をどかしたり、木を切ったりと延々と続けていた。木を切りながら、時間はかかるけどノコがあったことに感謝。
(結構かんたんに刃がおれるので、替え刃も必携。)
カーブの先で、電ノコの音がして、むこうから営林署の方が道を切り開いてやってきた時は、うれしかったなー。
おもわずお互い握手して、無事健闘をたたえあったくらいですから。
それ以降もちょっとしたことで大活躍。

林道は、営林署の管轄で利用させてもらっています。走るほうも少しそのことに配慮して、安全運転でお互いにうまくやっていきたいものです。でないと遥かなる山の登山口が、さらに遥かかなた山になってしまいますから。

商品名:折込鋸ハンター(バクマ工業製)
市場価格:本体¥2,200〜¥2,455
市場価格:替刃¥1,255〜¥1,470


今井 晋  ガイド逸品選考委員会評
たしかに北海道では必需品ですね! 林道が深く長いので登山装備はもとより車両搭載備品にも相応の準備・気配りが求め られます。今回の逸品、今井ガイドもかなりの修羅場を経験されてるなと拝察しま す。 降雨、強風に弱い林道です。充分な対策と装備で臨みたいものです。林道通行は完全 な自己決定自己責任の場です、自己完結を鉄則にして利用させていただきましょう! (今井ガイドも林道解放懇願同盟を組織予定)

出品者チョット紹介

これまでの長いガイド経験と地道に積み上げてきた確かな実績をベースに2008年 3月にマウンテンガイド今井を開業。クライミングから縦走まで、豊富な経験に裏打 ちされたガイドスタイルには安定感があり頼りがいがある。 (ケータリングにも期待して良い!)


私の逸品その14/マキリ (日本古来のシースナイフ)

(準登攀ガイド:石川 裕司/マウンテンショップ ドルジェ)
マキリ (日本古来のシースナイフ)

15年ぐらい前から使うようになった。
山行で多人数の料理をする時にアーミーナイフより大きな刃物が必要であった。
これは大きさも手頃で軽く、良く切れるし、刃もすぐに付く。
実に頼りになるヤツである。
子供の頃のかすかな記憶にあるのは、漁船や埠頭で忙しく立ち働くゴム合羽のヤン衆たちの腰にいつも大振りな木の鞘に入ったこのマキリが下がっていたことだ。
鞘には魚の彫刻がしてあり、うろこ一枚までキッチリ彫り込まれた見事なものであった。木柄の先は太くなっていて水の中に落としても沈まないように浮力が与えてある。磯廻り漁師の小船にも必ずそれが置いてあった。
陸(オカ)で使う自分のマキリは革の鞘でコンパクトにしてある。街の荒物屋で2千円ぐらいで買った。

銘:「正広作 特製」とある。
* マキリはアイヌ語で小刀の意味、大きな物はタシロと称する。



逸品選考委員会評
(今回は選考委員会一身上の都合により評不能。)

石川 裕司  ガイド出品者チョット紹介

ついに登場である。本会の『番長!』石川理事である。選考委員会全員起立である。正直番長相手に評どころではない。殴られたわけではないが何故か怖い! 野球界に在っては川藤か清原、相撲界においては北の湖か朝青龍。ガイド業界では石川裕司である。昨今オーラについて語られることが多くなったが、そんなもんではない。確かな風圧を感ずる。 (なのにガイド登山のクライアントは圧倒的に女性客が多い。何故だ!?)




私の逸品その13/初代プロトレック(カシオ)

(登攀ガイド:萩原 豊 /ムーンフラワー)
初代プロトレック(カシオ)

お気に入りアイテムはカシオの「初代プロトレック」です。
これはもう10数年以上前からのつきあいです。

今ではすでに色々なメーカーが出していて時計もファッショナブルですがこれは重くてちょっとごつい。
しかしマイナス30度から雨や雪も勿論7000Mの高所でも岩場でのガンガンぶつかりにも平気!今だ現役です。
壊れないので次が買えないと思っていたけど愛着が出てきました。

今回、こだわりの品として出品はしてみたけれど、今では手に入らないので人に勧めるわけには・・・。



逸品選考委員会評
出ましたね〜。正に歴史が刻まれているプロガイドらしい逸品です。選考委員会文句なし!
プロトレックもここまで使い倒されていると後光がさしてますね〜。カシオの設計者に見せてあげたい。
街場のファッションではない、道具としての在り様が必要としている者と完全に同調しています。プロガイドとともにプロトレック。しかも現役!なんかうれしー。

萩原 豊  ガイド出品者チョット紹介

「クライミングの萩原」として一時代を作った本会の古参!ムーンフラワー代表でありJMGAの資格検定員も努める。「岸壁に燃える男」として有名だが、厳冬期日高の困難なツアーをわざわざ作ってしまう得体の知れない部分もある。選考委員会としては限界を感じさせない若さの秘密を探りたいと思っている。(彼の年齢は誰にも当てられない。)

初代プロトレックいまだ健在!現役です。



私の逸品その12/デジタル自動血圧計 HEM-634ファジィ(オムロン)

(登山ガイド:金澤 康子 /北海道山岳活動サポート)

オムロンデジタル自動血圧計 HEM-634ファジィ


・ 手首式自動血圧計

登山の前後で血圧を測定してみませんか?
意外な真実がわかるかもしれません。
収縮期(上)の血圧が200以上あったり、下山後に下がっていたり…。

血圧が高い状態で、体に無理のかかるハードな登り方をすると脳卒中や心臓発作などの突発的な病気を招くことがあります。

中高年の方や高血圧の方、体調に不安のある方は移動に便利な手首式自動血圧計を持ち歩いて、登山の前後でチェックしてみましょう。
安全で体にやさしい登山を続けたいですね。
逸品選考委員会評
こんな携帯型の血圧計があるんですね〜、驚き。医療従事者(看護士・助産士)なら ではの出品です、サスガと言わざるを得ません!(選考委員会、血圧計といえば病院 で水銀柱と聴診器の世代です。)
実はこんかいの逸品はもちろんですが、本当は出品者の金澤ガイドがもっと凄い!
有資格登山ガイド+看護士+助産士なんです。「天下無敵!」のガイドと考えます。
特に助産士資格は看護士資格を取得したあと実務経験、更なる試験など大変なんで す。(看護士は医師の監督下の医療従事ですが、助産士はこと出産に関しては完全に 独力で医療活動が可能です。)山岳ガイドの世界も凄い人材を迎える時代となりまし た。


落合 康子  ガイド
出品者チョット紹介

2004年。埼玉からいきなり本道は弟子屈である。
看護士・助産士からいきなり登山ガイドである。なかなかのモンである。かなり思い 切りのいい人生である。
2006年からガイド資格を持ち道内のハイキング・トレッキングガイドを精力的にこな す。写真のとおりの陽だまりのような女性ガイドだ。どんなにたいへんな山でも彼女 の周りには常にやすらぎとくつろぎのオーラがある。癒されますゾー。


私の逸品その11/ソフト背抜き手袋(DCM Japan(株))

(登攀ガイド:大橋 政樹 /マウンテック・大橋)
どこのホームセンターでも売っている、ウレタンコーティング手袋です。
農作業、園芸、製品・検査用等の手袋のなかで、指先の細かい作業にもピッタリです。
滑りにくい重宝しています。
3双入りもあり格安で登山労働者にピッタリです。

商品名:ソフト背抜き手袋(3双組)
発売元:DCM Japan(株)
実売価格:¥698
サイズ:S/M/L各種



逸品選考委員会評
手の甲側が伸縮性のあるメッシュになっています。掌側がコーティン グされていて本当に滑りません。ゴム手のような感じですが薄いコーティングなので 細かな作業には「快適」ですね〜。3双でロッキュッパは懐にも優しい逸品です!ベ テランの目の付け所に感服。(選考委員会、今回逸品を購入しに行ってきましたが ホームセンター系の商品群はおもしろいです。結構侮れません。)

大橋 政樹 ガイド出品者チョット紹介

本会チャーターメンバーの一人であり、現理事である。
登山家しての高い評価はいまさら何をや況やである。
ガイド世界では早くから指導的 役割を担い、その実績から多くの山岳資格の検定員を努める。
後進の育成に情熱を持ち、彼の下からは多くの優秀なガイドが輩出されている。
遭対協の遭難対策委員長を 長く務め、その世界ではもはや大御所である。





バックナンバー(こだわりの逸品(装備編)第1号〜10号)

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