北海道山岳ガイド協会 アルバム
特集:山の鉄人競技「山岳レース」
2007年4月10日(1日目) 平成19年度総会および研修会
                              in 糠平  第一部

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■主催:北海道山岳ガイド協会
■後援:上士幌町、上士幌町観光協会、ぬかびら温泉郷旅館組合
■研修会場:糠平温泉スキー場 第一リフト ワイドコース上部

(1)ペーパーテスト5問をチームで解答 不正解1問につきゴール後、ペナルティエリア1周(問題は当日渡し)

(2)チーム代表1名によるビーコン検索(10分でタイムオーバー)

(3)1/3引き上げによる救助 スキーアンカー設置、ロープ放り投げ

(4)シール登高 (3)課題終了後シール装着 最終走者が折り返し地点に着くまでは(5)課題に入れない。

(5)アンザイレンスキー滑降 (4名1チーム、15km以上の間隔) 4旗門通過

(6)2名同時引き降ろし アンカー設置、ガイド&客の同時下降

(7)シート&そり搬送 (4名1チーム) そり破壊はペナルティー追加

(8)ペナルティーラン (1周につき代表1名が走る、2周目以降交代可)

2007年も昨年と同じ場所「糠平温泉スキー場」にてプロガイド研修である山岳レースが行われた。
種目も昨年とほとんど変わらず、上記のような内容で体力・技術力・知力を競う。

競技に参加するガイドは1組3〜4名で合計7組27名。
各チームの組み合わせは・・・
<立本組(今回の優勝チーム)=上の写真左>
左から、佐藤(佑)ガイド、立本ガイド、塩谷ガイド、阿部ガイド
<樋口組=上の写真中央>
左から、舟生ガイド、樋口ガイド、柳田ガイド、河田ガイド
<今井組=上の写真右>
左から、今泉ガイド、鳥羽ガイド、今井ガイド、中川ガイド

<酒井組=上の写真左>
左から、濱田ガイド、小早川ガイド、酒井ガイド
<石川組=上の写真中央>
左から、佐藤(範)ガイド、石川ガイド、栃内ガイド、池田ガイド
<大橋組=上の写真右>
左から、大橋ガイド、村山ガイド、河西ガイド、西田ガイド

<小田組=上の写真左と中央>
上の写真左の左から、目黒ガイド、小田ガイド
上の写真中央の左から 、萩原ガイド
(ビーコン探索中)、渡辺ガイド(引き降ろし中)

暖冬だった今年の冬。
ほとんどの地域では雪もすっかり溶けていた4月のこの時期に、山の天気は当初は厳しかった・・・(
上の写真右)

セクション1:ペーパーテスト
ペーパーテストの様子。
全5問をチーム全体で解答。
まず、 知力とチームワークが試される。
不正解1問につきゴール後、ペナルティエリア1周。(問題は当日渡し)
上の写真上段の左から、樋口組、石川組、今井組。
上の写真下段の左から、大橋組、酒井組、立本組。
そして、タイムを計るHMGA会長・川越(昭)ガイド(右写真)。
セクション2:ビーコン探索 「想定:雪崩発生、デブリ内に要救助者有り」

チームの代表1名によるビーコン探索。制限時間10分でタイムオーバー。
上の写真左の左から、立本組代表・佐藤(佑)ガイド、写真中央、大橋組代表・河西ガイド、写真右の左側、石川組代表・池田ガイドと右側 酒井組・小早川ガイド。

セクション3:1/3引き上げシステム構築 「想定:雪上斜面にて滑落者有り、自力登攀不可。アンカーなし」

1/3引き上げによる救助。
スキーアンカー設置、ロープ放り投げ。
上の写真左から、樋口組、大橋組、石川組

セクション4:シール登高「タイムレース」

セクション3が終了後、すべり防止のシールを装着、最終走者が折り返し地点に着くまでは次のセクション5には行けない。
上段の写真中央:折り返し地点間近の辺りの立本ガイドとそれに続く舟生ガイド。
上段の写真右:樋口組の2名、河田ガイドと樋口ガイド。
下段の写真左: 次々と折り返し地点まで登ってくるガイド達。一番前、鳥羽ガイド、後ろの方は、右から柳田ガイド、萩原ガイド、佐藤(佑)ガイド、阿部ガイド。
下段の写真中央と右:折り返し地点。アンザイレンスキーの用意をしつつ、チームが全員揃うのを待つ。

セクション5:アンザイレンスキー滑降「想定:滑走斜面にクレバス・雪庇・スノーブリッジ多数」

4名1チーム、15m以上の間隔でザイル(ロープ)でつながり、4旗門を通過する。
写真左から、樋口組、 酒井組、そして遠巻きに見たアンザイレン滑降

セクション6:2名同時引き降ろし「想定:下山途上傷病者発生、自力下降不可」
アンカー設置、ガイド&要救助者の同時下降。
写真左より、今井組、大橋組、 石川組。
セクション7:シート&そり搬送「想定:意識不明者発生ランディングゾーンまで移送要」
4名全員で行い、救助者の役が各チーム1名づつ。製作したそりが壊れたらここでもペナルティ追加。
写真左から、大橋組、小田組、優勝した立本組。
セクション8:ペナルティーラン

ペナルティラン用のエリアを1周につき代表1名が走る。(2周目以降は交代可能)
左の写真はトップ争い。
レースも終了間際、疲労がたまった状態で、ペナルティが1周少ない立本組・立本ガイドが強烈に猛追してくる小田組・渡辺ガイドから逃げる様子

終 了 & フィールド昼食会
今回の優勝チームは「立本組」タイム:58'30"。準優勝「小田組」タイム:58'40"。
最優秀選手賞は立本ガイド(2年ぶり3回目)。
敢闘賞は、当日突然1名欠席で3人1チームで頑張りました「酒井組」。
グッドジョブ賞はスノーシューダッシュの豪快さで審判団を唸らせた渡辺ガイド。

いつもスポンサーとなって賞品を提供していただいてる秀岳荘さん、ドルジェさん、パドルクラブさん、ICI石井スポーツさんの他、士幌町観光協会さんからもご支援をいただきました。
ご支援・ご協力いただいた方々におきましては深く感謝し御礼申し上げます。
ありがとうございました。


雪で作った「堀ごたつ」でのフィールド昼食会では、寒さもレースの疲れも、暖かいおでんが癒してくれました・・・。
 
新 聞 掲 載  〜2007年4月11日(水)〜
本年もHMGAガイド総会・研修会の山岳レースの様子が新聞に掲載されました。
画像をクリックすると、大きな画像が出て来て記事の内容が読めます。


左)
北海道新聞帯広・十勝版


右)
十勝毎日新聞

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