≪事務局講演会報告≫
北大学術交流会館を会場としました。
来場者数も180人を超え、ほぼ満席状態で立ち見も出ました。
僅か3週間の告知でしたが多くの方が興味をお持ちなんだなと実感しました。
2時間の枠の中でしたが、旭岳パークレンジャー山本氏の講演は実際に要救助者が目の前で発生した実体験を、救助要請・CPR・救助隊の現地到着等々、時系列で講演いただき、内容に緊張感があり、大変参考になりました。
道警航空隊の統括官村上氏と、道防災航空隊長池田氏からは主にヘリレスキューの実態と救助体制について詳しくご講演いただきました。
共通していたのは救助要請は冷静に「5W1H」と「通報者情報」、そして「現地天気概況」に出来れば「高度」を伝えて欲しい!が印象深く耳の残りました。
それと「発見されやすい環境を心がけてくれ!」「GPSの位置データは最もありがたい!」など具体的な助言もあり、遭難現場近くに我々ガイドがもしいたら良い連携が取れるなあ〜と感じました。
天気図は起こせるし、高度計もGPSもある。
地図とコンパスだけでも正確なナビゲーションが出来る。CPRもOK。
これで発炎筒を持参すれば完璧!と思ってしまいました。
道防災からは他に救助隊員の方もお越しいただき、救助用具の解説と使用法など現物を持ち込んで説明していただき大変参考になりました。
(お二方ともいい身体してました。)
札幌市南消防山岳救助隊からは救助隊長の奥山氏にお越しいただき、創設への経緯、マイナスからの出発、山地レスキュー訓練、非番の日の偵察山行。
と日頃の都市型災害救助と全く違った世界へ踏み込むまるでプロジェクトX!といったお話を興味深く拝聴しました。
このたびの講演会では、本や、インターネット、TVでは入手できない現場の生の情報に触れることが出来たのではないかと思います。
僅か2時間でしたが濃い2時間と思います。
このたび共催として参画させていただきました。関係各位に感謝申し上げます。
北海道山岳活動サポート:樋口和生様
旭岳パークレンジャー:山本行秀様
北海道警察本部地域部地域企画課 安全対策統括官:村上富一様
北海道防災航空室防災航空隊長:池田隆司様
札幌市消防局南消防署山岳救助隊長:奥山武彦様
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