北海道山岳ガイド協会
特集:山の鉄人競技「山岳レース」
2004年4月13日 平成16年度総会および研修会
                in 十勝(十勝岳付近 三段山)

Page   12
樋口ガイドが講師としてHRA(健康危険度評価のシステム)・CPR(心配蘇生術)救急救命講習。
室内で人体ダミーを使用したた実戦的な訓練を行う。
人命に関わる訓練なので、相手が人形であろうと手抜きはできない。
一つ一つ確かめながら訓練を行う、写真左上池田ガイドと菊地ガイド、写真右上石川ガイド。

人工呼吸はテレビ等で見かける事も少なくないが、実際に体験してみないと感覚は掴めない。
呼吸の確認をする大橋ガイド。(写真左上)
「人体ダミーじゃわからん!」と栃内ガイドを練習台に訓練する奈良ガイド・立本ガイド。(写真中央)
熱心に解説する講師の樋口ガイド。(写真右上)
*生体への心配蘇生法等は、逆に不整脈を引き起こすなど、重大な事故につながりますので、一般の方はマネしないで下さい。

次の研修はフィールド技術更新研修。雪崩の救助に関するもの。
2つのビーコンを用意し、1つは雪崩の後を想定して雪の中に埋め、 もう1つを使って雪の中に埋まっている方のビーコンを探す。
ここでも樋口ガイドが講師として説明。
ちょっとした宝探しのようだが、人命救助は時間が生死を分けるので速さを競う。
一斉に雪の中のビーコンを捜す。(写真左上)
「ここだ!」と立本ガイド。(写真中央)
「間違いない!」と石橋ガイド(写真右上)

ビーコンに反応あり?(写真左上)
ゾンデで人がいるか探る作業を行い、確認後スコップで雪を掘る。(写真中央)
ガイドのビーコン探索は要救助者特定まで平均6分、早い!因みに講師の樋口理事はなんと僅かに50秒!


Page   12  

© Hokkaido Mountain Guide Association All rights reserved.